【新製品】YAMAHA デジタルミキシングコンソール DM5シリーズ 2026年11月発売

新商品情報

ヤマハから、デジタルミキシングコンソール「DM5シリーズ」が発表されました。「DM7シリーズ」で培った自然で透明感のあるサウンドとワークフロー、高い操作性と拡張性をコンパクトな筐体に凝縮したモデルで、「DM7シリーズ」と「DM3シリーズ」の間に位置づけられます。設置スペースや可搬性の制約がある現場でも、処理能力と拡張性を妥協せずにシステムを構築できる新たな選択肢です。
同時に、I/Oラック「RシリーズユーティリティI/O」3モデルも発売されます。

ヤマハ デジタルミキシングコンソール DM5シリーズとRシリーズユーティリティI/O

ラインナップ

「DM5」「DM5 Compact」、および「RシリーズユーティリティI/O」の「RUio1608SB-D」「RUio0804-D」「RUio16FLX-D」は、いずれも2026年11月発売予定です。オーディオプロセッシングカード「PY-DSP」も同時期の発売となります。価格はいずれもオープンプライスです。

「DM5」は2つのフェーダーベイと2基の13.3インチマルチタッチスクリーンを備え、32系統のアナログ入力、16系統のアナログ出力、最大60入力チャンネルの信号処理に対応。「DM5 Compact」は1つのフェーダーベイと1基の13.3インチマルチタッチスクリーンを備え、16系統のアナログ入力、16系統のアナログ出力、最大48入力チャンネルの信号処理に対応します。両モデルとも96kHzで最大64入力/64出力のDanteネットワークオーディオに対応します。

「DM5 Compact」は「DM5」と同じ高さと奥行きを維持しながら幅を446mmに抑えた設計で、設置スペースが限られる現場や可搬性が求められる用途に適しています。

DM5 / DM5 Compact の主な特長

自然で透明感のあるサウンドと充実した信号処理

ヤマハのプロオーディオ製品が重視してきた自然で透明感のあるサウンドを基盤に、豊富なチャンネルプロセッシングと高品位なエフェクトを搭載しています。

  • 各入力チャンネルにリアルタイムアナライザーを備えた4種類のEQと8種類のダイナミクスを搭載
  • 16スロットのエフェクトラックに、リバーブ・ディレイ・モジュレーションなど43種類のエフェクトを内蔵
  • 24 Mixバス、12 Matrix、2 Stereoバス、12 DCAを装備
  • 18チャンネルのUSBオーディオ入出力、ミキサー制御用RJ45端子、音声再生用Bluetoothに対応

シグナルフローは柔軟に設計されており、必要に応じてEQとダイナミクスの処理順序を入れ替えることもできます。

ガラスキーを採用した新しいユーザーインターフェース

DM5シリーズのガラスキー操作

ガラスキー

物理ボタンのような操作感と、ソフトウェアの柔軟性を両立。キー下部のダイナミックラベリングにより、作業内容に応じて表示が切り替わります。

DM5シリーズの4段階チルト式ディスプレイ

チルト式ディスプレイ

メインディスプレイは4段階の角度調整に対応。照明や日光の映り込みを抑え、着席・立位いずれの姿勢でも視認性を確保します。

DM5シリーズの4.3インチタッチスクリーンとUser Defined Keys

カスタムコントロール

4.3インチのタッチスクリーンにユーザーディファインドキーを配置。4つのユーザーディファインドノブとあわせて、好みの操作環境を構築できます。

  • 新設の「Dynamic Mode」は、Selected Channel Viewで選択した操作対象に連動し、関連する機能のパラメーターを自動的に割り当て
  • 「Selected Channel View」と「Overview」を切り替え、セットアップ時と本番運用時で最適な表示を選択可能

セットアップを支援するAssist機能

DM5/DM7シリーズに搭載されるAssist機能は、オペレーターがサウンドメイクに集中できる時間を生み出します。

  • HA Assist:入力信号レベルに基づき、最適なヘッドアンプレベルを提案
  • Naming Assist:入力信号データに基づき、チャンネル名やアイコンを提案
  • Comp Assist:音源に適したコンプレッサー設定を提案
  • Fader Assist:割り当てられたチャンネルのフェーダーバランスを提案

コントロールソフトウェアと連携

セットアップから本番運用まで、用途に応じたコントロール環境を選択できます。

DM EditorとDM5

DM Editor
Windows/Mac

オフラインでのセットアップ・編集と、オンラインでのバックアップ管理に対応。DM5シリーズとDM7シリーズの双方で使用でき、コンソールファイルにも互換性があります。

DM StageMix iPadアプリ

DM StageMix
iPad

ステージ上や客席のさまざまな位置からのリモート操作に対応。コンソールに接続したWi-Fiアクセスポイント経由で2台のiPadを同時に接続できます。

MonitorMix モバイルアプリ

MonitorMix
iOS/Android

演奏者向けパーソナルモニタリングシステムとして使用可能。パスワード保護を設定でき、設定内容を安全に保ちながら運用できます。

ProVisionaire Control Plus

ProVisionaire Control Plus

必要なパラメーターだけをまとめたカスタムコントローラーを作成可能。たとえばBGM用フェーダーと再生ボタンのみを配置した画面を用意することで、ミキサーに詳しくないスタッフでも操作でき、操作ミスを防げます。

DAW Remote による制作ワークフロー

DAW Remote

DM5シリーズのフェーダー、ボタン、ノブでDAWのレベル調整やトランスポート機能を直感的に操作。フェーダーバンクDCAから「DAW Remote」を選択するだけでアクセスできます。

レコーディングとバーチャル・サウンドチェック

本体のUSB端子にUSBメモリーを挿すだけで、追加機材なしに2トラックの録音・再生が可能。演奏の記録やBGM再生に活用できます。マルチトラック録音では、リアパネルのUSB端子でPCと接続して最大18チャンネル、Dante使用時には最大64チャンネルに対応。ライブ収録用のNuendo Liveソフトウェアも付属します。さらにVirtual Sound Check機能により、アーティスト不在の状態でもライブ環境でサウンドシステムの調整が行えます。

PY-DSPによる信号処理の拡張

ヤマハ オーディオプロセッシングカード PY-DSP

新製品のオーディオプロセッシングカード「PY-DSP」を装着することで、「Premium Rack」のエフェクトを最大32インスタンス追加できます。

Premium Rackには、Rupert Neve Designs, LLCと共同開発したPortico 5033/5043のほか、Dynamic EQ、MBC4、Vintage Compressor、DaNSeなどを用意。
※DM7シリーズにも対応します。

機能拡張ソフトウェアパッケージ

  • Dugan Automixer License(DEK-DUGAN)
    標準搭載の12チャンネルから、DM5は最大60チャンネル、DM5 Compactは最大48チャンネルまで拡張。複数マイクを扱う会議やカンファレンスに対応
  • Broadcast Package(DEK-BR)
    Mix MinusやAudio Follow Videoなど、放送用途で求められる7つの機能を追加
  • Theatre Package(DEK-TH)
    4 Bank EQ/DYN、Actor Libraryなど、ミュージカルや演劇の運用を支える機能を提供

DM5 / DM5 Compact 主要スペック

項目DM5DM5 Compact
入力ミキシングチャンネル60 mono48 mono
バス24 Mix + 12 Matrix + 2 Stereo
ディスプレイ13.3インチ×2
4.3インチ×2
13.3インチ×1
4.3インチ×1
フェーダー26(12+1+12+1)13(12+1)
アナログI/O32 in / 16 out16 in / 16 out
Dante64 in / 64 out64 in / 64 out
拡張スロットPYスロット×1PYスロット×1
USBオーディオインターフェース18 in / 18 out18 in / 18 out
消費電力130 W130 W
寸法(W×H×D)826×235×441 mm446×235×441 mm
質量21.5 kg13.3 kg

※「DM5 Compact」をラック設置する場合は、別売のラックマウントキット「RK5」に対応します。

同時発売:RシリーズユーティリティI/O 3モデル

「RシリーズユーティリティI/O」は、用途や規模に合わせて入出力を柔軟に追加できるDante対応I/Oラックです。DM5シリーズのほか、DM7シリーズ、DM3シリーズ、RIVAGE PMシリーズと組み合わせて使用できます。小規模システムへの入出力追加から、拡張性が求められる設備音響まで、3モデルから選択可能です。

ヤマハ I/Oラック RUio1608SB-D

RUio1608SB-D
ステージボックス型

16系統のアナログ入力、8系統のアナログ出力、Dante Primary/Secondaryポートを備えたコンパクトなステージボックス型I/O。ラバープロテクターとキャリングバーを備え、ステージ上での持ち運びや設置時の利便性を高めています。オプションのラックマウントキットにも対応します。

ヤマハ I/Oラック RUio0804-D

RUio0804-D
1Uサイズ

8系統のアナログ入力、4系統のアナログ出力、Dante Primary/Secondaryポートを1Uサイズの筐体に搭載。必要な入出力をコンパクトに追加でき、ライブSR、設備音響、企業イベントなど幅広い用途に対応します。

ヤマハ I/Oラック RUio16FLX-D

RUio16FLX-D
入出力を自由に構成

16チャンネルの入出力を2チャンネル単位で、アナログマイク/ライン入力、アナログ出力、AES/EBU出力のいずれかに柔軟に設定可能。Dante入出力にも対応し、用途やシステム規模の変化に応じた柔軟なシステム構築を支援します。

まとめ

「DM5シリーズ」は、DM7シリーズのサウンドとワークフローをコンパクトな筐体に凝縮し、ガラスキーによる新しいユーザーインターフェースを採用したモデルです。PY-DSPや機能拡張パッケージによる拡張性、DM7シリーズとのファイル互換性を備え、既存システムへの組み込みから新規導入まで幅広く対応します。「RシリーズユーティリティI/O」との組み合わせにより、将来のシステム拡張も見据えた構成が可能です。

※発売時期および仕様は予告なく変更される場合があります。

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