
今回、Rolandから新たに発表された「V-1-4K」は、コンパクトな筐体に現場で求められる強力な機能と、4K/60p HDRの高品質な映像処理をオールインワンに凝縮したビデオ・スイッチャーです。映像制作や配信の現場において、4Kクオリティへの対応と省スペース化を手軽に実現することができます。
【こんな方におすすめ】
- 省スペースで高品質な4K配信・収録環境を構築したい配信オペレーター
- 機動力と多機能を両立したスイッチャーをお探しの映像クリエイター
- 小〜中規模のホール、スタジオ等の設備更新を検討中の方
現場のニーズに応える多彩な機能とインターフェース
V-1-4Kは、直感的な操作性とプロフェッショナルな映像・音声処理を両立しています。各機能の特長をご紹介します。
すべてのHDMI入力にスケーラーを搭載

5系統あるすべてのHDMI入力に独立したスケーラーを搭載。4KやHDといった異なる解像度だけでなく、59.94pや30pなど多彩なフレームレートが混在する映像ソースが持ち込まれる環境でも、映像変換機器を用意することなくシームレスなスイッチングが可能です。さらに、出力端子(OUTPUT 3・4)には4KをHDに変換するダウン・コンバート機能も備わっており、分配機材などを減らしたシンプルで低コストなシステム構築を実現します。
柔軟性の高いルーティング

HDMI × 5出力のうち、OUTPUT 3・4にはダウン・コンバート機能を搭載し4KをHDに変換して出力可能。OUTPUT 3・4は出力する映像をPROGRAM・PREVIEW・クロスポイント1~8から選択可能です。特定のカメラやパソコンの映像をモニターで表示したり、レコーダーで収録する際に、前段で分配機やマトリックス・スイッチャーなどを用意する必要なくシステムの構築が可能です。
OUTPUT 5はHD解像度でのマルチビュー出力専用端子となっており、10分割のオペレーション用画面が出力されます。
プロ品質の4Kグラフィックス合成と直感的に扱える多彩なエフェクト


PinPやキー合成といった多彩なエフェクトを直感的に操作でき、現場でのリッチな画面演出をサポートします。さらに、無償の専用ソフト「Graphics Presenter」を使用すれば、PCとHDMIケーブル1本で接続するだけで、アルファ・チャンネルを含む高品質な4Kグラフィックス合成を実現します。アニメーション付きテロップやスコア表示など、即戦力となる豊富なテンプレートが用意されており、映像のクオリティを劇的に高めます。
1台のカメラで疑似マルチカメラ演出を実現する「ROI専用モード」


4Kカメラの高解像度を最大限に活かせるROI(Region of Interest)専用モードを搭載しています。HDMI INPUT 1に入力された1台の4K映像から、HD解像度のクローズアップ映像を最大4ショットまで切り出し、疑似的なマルチカメラ演出を実現します。専用のマルチビュー画面で切り出し範囲を直感的に確認でき、セミナーやインタビューといった少人数・ワンオペレーションの現場でも活躍します。
※ ROI専用モードはHDMI INPUT 1への接続時のみ使用可能です。
PCに直結できるドライバー不要の4K/60p USBストリーミング

背面に備えられたUSB Type-C端子から、PCへ直接最大4K/60pでのビデオストリーミング出力が可能です。専用ドライバーのインストールは一切不要で、接続するだけで一般的なWebカメラと同等のデバイスとして認識されるため、多様なWeb会議や配信ソフトウェアを使ったシステムを即座に構築できます。また、USB出力用のスケーラーを備えており、会場のモニターへは4Kで、配信へはHDで同時に出力するといった運用も可能です。
PTZカメラ・リモート・コントロール

LAN端子を搭載しスイッチング・ハブ経由で、最大5台のPTZカメラをリモート・コントロールできます。V-1-4K本体から直接パン・チルト・ズームやプリセットの呼び出し操作が可能。キヤノン、JVC、パナソニック、ソニー、PTZOptics、Avonic、VISCAのリモート・プロトコルに対応。カメラごとに異なる通信プロトコルを設定できるため、メーカーの異なるカメラが混在する現場でも、1台のV-1-4Kでスムーズな統合コントロールが行えます。少人数のスタッフやワンオペレーションでも、複数台のカメラを自在に操る高度な映像演出を実現します。
高品質エフェクト搭載デジタル・オーディオ・ミキサー

堅牢なXLR入力(2ch)を備えた14チャンネル対応の高品位デジタル・オーディオ・ミキサーを内蔵しています。イコライザーやコンプレッサーのほか、映像と音声のズレを補正するディレイなど、プロフェッショナルなエフェクト処理が可能です。MAIN、AUX1、AUX2、MONITORという4系統の独立した出力バスを備えており、会場PAへの音声送出とライブ配信用で別々のミックスを作るなど、ハイブリッド・イベント特有の複雑なルーティングにも柔軟に対応します。
効率的な操作をサポートするアサイナブル・パッド

視認性の高い自照式ボタンに加え、32種類の機能をダイレクトに呼び出せるアサイナブル・パッドを備え、メニュー画面を開くことなく効率的な操作が可能です。さらに、LAN経由での最大5台のPTZカメラ制御や、操作に不慣れな方でも安心なように画面をカスタマイズできるアプリ「VenuSet」、プロ品質のテロップ合成ができるソフト「Graphics Presenter」にも対応しており、現場のニーズに合わせた柔軟なシステム構築を叶えます。
充実のリモート・コントロール・アプリケーション

V-1-4K Remote
V-1-4K Remoteを使用すれば、iPadのタッチ・パネルでV-1-4Kを直感的に操作可能。基本的な映像のスイッチングはもちろん、オーディオ・ミキサーのフェーダーやレベルメーターの表示、エフェクトの細かな調整などグラフィカルな画面でわかりやすく操作できます。
V-1-4KとiPadはUSBとLANでの接続に対応し、V-1-4KのLAN端子にWi-Fiアクセス・ポイントを接続することで、Wi-Fiでの接続も可能です。

V-1-4K RCS
V-1-4K RCSはWindowsとMacに対応したアプリケーションで、コンピュータからV-1-4Kを直感的に操作できます。
V-1-4KとコンピュータはUSBとLANでの接続に対応し、V-1-4KのLAN端子にWi-Fiアクセス・ポイントを接続することで、Wi-Fiでの接続も可能です。USB接続では1本のUSBケーブル接続だけでV-1-4K RCSと配信用ソフトウェアを同時に利用できます。
Highlights(主な特長)
- 4K/60p HDRに対応したビデオ・スイッチャー
- 必要な機能がオール・イン・ワンになった仕様で持ち運びやセッティングも簡単
- 視認性の高い自照式ボタン、アサイナブル・パッドとTバーを搭載し、直感的な操作を実現するパネル・レイアウト
- HDMI × 5入力・5出力および4K/60p対応のUSBストリーミング出力を搭載
- XLR×ステレオ入力、RCA×ステレオ出力、3.5mmステレオ・ヘッドホン出力端子を搭載し、外部オーディオ機器との接続に対応
- ROI (Region of Interest) 専用モードを搭載、4Kカメラ1台の映像からHD解像度の映像を最大4ショット切り出し、疑似的なマルチカメラ演出を実現
- ディレイ、イコライザーなどのエフェクトを含むデジタル・オーディオ・ミキサーを内蔵
- LAN接続で最大5台のPTZカメラのリモート・コントロールに対応
- USBおよびLAN接続でさまざまなアプリケーションからのリモート・コントロールに対応
- タイトル/グラフィックス生成ソフトウェア Graphics Presenterに対応
- Windows、Mac、iPad版のリモート・コントロール・アプリに対応
- 操作パネルをカスタマイズ可能なWindows、Mac、iPad対応リモート・コントロール・アプリVenuSetに対応
仕様
| V-1-4K | |
| 映像処理 | 4:2:2(Y/Pb/Pr)、8ビット |
| 音声処理 | サンプリング・レート:24ビット、48kHz |
| 入出力端子(映像) | 入力:HDMI Type A × 5系統 出力:HDMI Type A × 5系統(PROGRAM、MULTIVIEW等)、USB Type-C(ストリーミング用) |
| 入出力端子(音声) | 入力:XLR(アナログ)× 2、HDMI内蔵音声、USBストリーム 出力:RCA(アナログ)、ヘッドホン(3.5mm)、HDMI内蔵音声、USBストリーム |
| 電源 / 消費電力 | ACアダプター / 約30W |
| 外形寸法 | 313(幅)× 102(奥行)× 59(高さ)mm |
| 質量 | 約1.2 kg(ACアダプターを除く) |
| 付属品 | スタートアップ・ガイド 「安全上のご注意」チラシ ACアダプター 電源コード 保証書 |
Roland V-1-4K 4Kビデオスイッチャー


